マイホームを考える20代~40代の世代のご家族の間に生まれた子供が成人を迎える頃、高齢化・小子化問題は現状かかえている問題よりさらに深刻な状況となることは間違いなく、私達の子供達はとても厳しい世の中で生活を強いられてしまう事でしょう。
当然、今よりも多くの人々が海外から入ってくるようになりますし、経済の価値観、また、生活の価値観も異なってくるはずです。
そのような厳しい状況の中で生活を営んでいかなければならない子供達をどのように育てていくかという事は、私達親の世代が直面している大きな問題であるかと考えます。
また、経済の価値観、生活の価値観といった今後異なっていくであろう状況の中で、その変化に子供を対応させていくためには、私達親の世代の物差しで考え育てていくのではなく、子供自身にそれを考えさせる力を身につけさせることが必要であり、それは、子供をいかに感性豊かに育てていくかが重要となるのではないのでしょうか。
「三つ子の魂百まで」と言われるように、小さい頃からの教育が将来に大きく左右されます。
感性豊かに育てていく為に大切な事は、本物に触れる機会をたくさん与えてあげること、また、小さな頃から「柔らかい刺激」、「複雑な刺激」、「双方向の刺激」をどれだけ与えてあげられるかが大切です。
成長の過程において、寝返りを打てるようになる、はいはいが出来るようになる、そして一人で歩けるようになると行ったステップを踏んでいきますが、現代科学において「はいはい」のステップは最も重要な時期であり脳の発達とともに感性を育てる時期であると言われています。
「はいはい」を深く追求していくと、その子が生まれて初めて達成感を得るための行為であるとも考えられます。
それまで、全て親の助けがあって成し遂げてきた事から、自分自身で見て考え、そして行動して触れて感じる。
例えば窓の外に、自然の柔らかくて複雑な刺激を持つものがあったとします。
自然に咲く草花でも良いでしょう。
自然は大人にも心地よい刺激を与えるものですから、子供にとっては、大人が感じるよりも大きな刺激である事は間違いありません。
当然子供はその草花を見て、本能的に触ってみたいという欲求が芽生えています。
その際、子供が自分の力でその草花に触れる事が出来る環境が住空間において出来ているのか、出来ていないのかはとても大切な事です。
吐き出しの窓からその草花を見て、サンデッキに出て、庭におりて草花に触れる。
吐き出しの窓からサンデッキに出て庭におりる過程において、はいはいをする子供にとってたくさんの障害が待ち受けており、その障害を乗り越えなければ子供の目的である草花に触れる事が出来ません。
一見危険な事のように感じますが、子供を成長させるための住空間においては、その障害を意図的に作ってあげる事により、子供が自分自身で考え、目的を達成する努力をする事が出来ます。
例として、サンデッキと庭の高さを、はいはいする子供が頑張れば降りられる高さに設定します。
すると子供は、はいはいのままで降りる事は出来ませんし、もし、そのまま降りてしまえばデッキから落ちてしまい痛い思いをしてしまいます。
痛いという事を感じる事も大切です。
ただし、痛いと感じる程度で怪我をしない高さに設定してあげる事は大切ですね。
一度痛みを感じた子供は、次は痛くならないようにする為にはどのようにしたら良いかという事を考え、その結果、向きを変えて足から降りるという、自身の力で怪我をしないように降りる事を考え行動するようになります。
小さな子供が育っていく環境の中心は住空間である事から、私達親の世代は住空間を子供達の成長を促すものとして考えていく必要があるのです。














